何十年も七宝焼のメーカーとしてやってくると、全てが手作りにも関わらず、「カタログ通りに出来て無いと駄目」という観念で、少しでもカタログと同じにと、焼き物特有の些細な酸化物の点まで許せない頭になってしまう。今日、表札を作る上でも時々それが顔を出す。1つ出来上がった後にも本当にこれで良いのか迷い、お客様に相談することも出来ず、挙句の果てには、採算を度外視してもう1つ作ってしまう。自信を持って納品できる物しか出したくない。そんな思いで制作する工房です。
一生に一度の大きな買い物の住宅、その顔であるのが表札だと思っています。そんな大事な物を作らせてもらっている事を忘れずに制作することがモットーです。
七宝とは金属(金・銀・主に銅)にガラス質の粉(釉薬)を高温で焼付ける伝統工芸です
古くは古代エジプトで作られ、シルクロードを渡って日本に伝えられたといわれています。
七宝表札の魅力は半永久的に色つや・形に変化がないというところでしょう。
素材が銅ですから錆びる事もありません。ですから風雨・直射日光にも強く屋外にも非常に適した素材といえるでしょう。
また釉薬の色も豊富である事や様々な銅板の加工により色々な表現が可能です。
反面、七宝の弱点は衝撃です。表面はガラス質ですので無理な力が掛かるとヒビが入ったり 割れたりします。
大きさから細部のデザインに至るまでお客様のご要望を存分に表現できるよう制作の全工程を自社で行う完全オーダーメイドハンドメイドの表札・看板です。
建物のエンブレムとして末永く輝き続けますよう想像しながら日々七宝の可能性を追求しています。